今回は、アポロ隊、ボイジャー隊による、ブーメラン制作活動です。
講師に、太田篤宏氏(ボイジャー隊太田創一朗君のお父様)を招き、木の板からブーメランを作り上げて行きます。
さて、みんな上手に作れるかな?
まずは、太田先生から、ブーメランの構造や、なぜブーメランが飛ぶかなどの基本的なことを教えて頂きます。
  

ここで、ブーメランについて、お勉強です。
古代の狩猟道具としてブーメランが存在していたことはよく知られています。
オーストラリアの先住民「アボリジニ」は数千年前から狩猟および祭事の道具としてブーメランを使っていたと推定されています。同様にエジプト・中央ヨーロッパ・インド・アメリカなどでも今日のブーメランの原型といえるものが発見されています。
後に狩猟道具は弓矢や槍に代わってしまい、大陸の影響を受けることのなかったオーストラリアだけが最近までアボリジニの生活道具として伝承されてきたからと考えられています。

  

では、みなさんはブーメランがなぜ飛ぶのか知っていますか?
実は、この原理は飛行機が飛ぶ原理と同じなんです。ということは、前回のヨット訓練で勉強した、ヨットが進む原理とも同じという事になります。
ここであらためて、おさらいしてみましょう。

飛行機はなぜ浮くのでしょうか?
その秘密は翼の形と空気の流れにあるのです。飛行機の翼は上側と下側で違う形をしていて、上側の方が空気が早く流れて下側よりも空気圧が低くなりるように作られています。空気圧は高いほうから低いほうへ向かいますので、翼には上向きの力がかかります。このように物体が空気中を移動するときに上向きに働く力を揚力(ようりょく)といいます。

ブーメランも、飛行機を浮かせる力と同じ、揚力を使って飛ばすことができるのです。  

では、なぜブーメランは戻ってくるのでしょうか?
これは、なかなか難しい問題です (~_~;)
その前に、ブーメランはどのように投げるのが正しいのか?
実は、ブーメランは立てて投げるのが正解なんです。

ブーメランを立てて投げると揚力は水平方向に発生しますが、回転の中心より上と下では次の理由で揚力の差が生じます。

  上側:前進と回転が合わさった大きい揚力
  下側:前進から受ける風が追い風となり、上側より小さい揚力

この揚力の差がブーメランをうつ伏せに倒すように働きます。
ここでコマを思い出してください。コマは回転していると倒れようとする方向から90度ずれた方向へ力を受けます。このためコマは倒れる代わりに首振り運動を行います。これは、ブーメランが進む方向を変えることと同じ原理です。
ちょっと難しいけれど、わかったかな? (~_~;)
  

さて、さっそくブーメラン作りのスタートです。。
太田先生が用意して下さった、いろんな型紙から、自分の作りたい形を選び、その型紙に添って板を切り抜いてゆきます。
粗く切ったブーメランのもととなる板を今度は、型紙通りになるよう、正確に糸のこぎりを使って切って行きます。これで、ブーメランの形はほぼ完成です。
  

冒頭にも書いたとおり、ブーメランはまさしく飛行機の翼を作る作業です。
それぞれのブレードが飛行機の翼の断面のようになるよう、やすりでひたすら削って行きます。結構力のいる作業です。
  

やすりで大まかに削った後は紙やすりを使って、丁寧につるつるになるように磨き上げてゆきます。これでほぼ完成です。
次は、ニスを塗り乾かします。この段階で、自分の好きなようにデザインした塗装をすることもできます。乾いたら、もう一度、目の細かい紙やすりでニスの塗りむら等を取り、仕上げのニスを塗って完成です (^^)v

  

色とりどりのオリジナルブーメランの完成です (^^)v
  

木片で汚れたスカイハウスをみんなで清掃した後、太田先生にお礼を言い、今回の活動は終了しました。


今回のブーメラン制作活動で制作したブーメランは、次回3隊合同のパラセール活動時に、飛行コンテストを実施します (^^)
審査員に、太田先生を招いて実施します。参加した団員の皆さんは、次回活動時に忘れないように自分のブーメランを持ってきてください。
今回のコンテストは、西澤隊長を始めマーシャラーも参加するガチンコ勝負です(笑)優秀者には、豪華賞品もありますので、ぜひ次回活動にブーメランを以て参加して下さい (^^)v

最後に、今回の活動では、ブーメラン制作を通して、揚力という物を浮かす力の勉強ができました。難しく言うと物理学の勉強という事になります。前回のヨット訓練では、実際にヨットに乗ることでその力を実感しました。ともすれば、大阪航空少年団の上級団員訓練に関係ないように思われる活動も、絶えず「航空」と結びついています。

大阪航空少年団 笠置真好MA

今回は写真枚数も少ないためYahoo!photoには掲載しませんでした m(__)m

また、大阪航空少年団ブログでもご覧いただけます。文章は、全く同じです(~_~;)
ブログ版報告へGO(^^)v

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